10.こんな間取りだと高くなる!?
やってはいけない間取りというより、こうしたら高くなる!というのがあります。
一番わかりやすいのは、やはり大工さんや職人さんが作っていきますので、手間のかかる間取りだと作業量が多くなります。
作業量が多くなるってことはその分どうしても高くなりますよね。
一番わかりやすいのが、外観を見て真四角な家っていうのが一番手間が掛からないですね。
よく建築業界で言われる出隅・入隅の数が少ない方が作業量が少ないです。
出隅が山の角(出ている)、入隅は谷の角(へこんでいる)と考えてもらったら分かりやすいと。
普通は四角形な建物ですが、これが16角形とか変な突起物が出たりへこんでたりすると、
その分出隅・入隅が増えますね。
そこにはやはり柱が必要ですし、直線でいいところがまた外壁の面積も内側の面積も増えるんですよね。
複雑になる、柱も増える、面積も増える。
どうしても真っ直ぐよりもいろいろ増えてしまいますから手間も金額も増えます。
なので出隅・入隅が多い建物っていうのは高くなります。
例えば、2階から1階に続かない間取り。
ここに壁があるけどこっちには壁ありません。
となったときは、どうしても耐荷重の補強をしなくてはいけないので、その分また手間がかかります。
補強材を使っているので、その分どうしても高くなってしまうことになります。
あと意外に多いのが吹き抜けです。
空間が大きく広がって、ぱっと明るく!
最初すごくいい印象なので、皆さんの憧れだったりするのですが。
それだけ窓から熱が入ったり逃げたりするものですから、それらの熱の損失や大きな空間を冷やしたり温めたり空調設備も必要です。
それと光熱費が高くなってしまいます。空間が広いとやっぱりエアコンの効きも悪いです。
間取りで後悔する原因1位か2位に、「吹き抜け」って言われていますよ(笑)
見た目はいいけど、意外にいらなかったって言われいるアイテムの一つですね。
それなら2階にもう一つお部屋を作っておけば良かった...。というような。