すみません。建物建てられません(涙)

こんにちは!セイコーハウス社長の髙木です。


あるお客様に実際にあった話です。

既にセイコーハウスで建物のお申し込みを頂いており

プランも出来上がり、土地の契約を2月にしたお客様のお話です。

基本、手続き上、土地の契約締結と引き渡しは約1か月程度日にちを空けて行うことが

多いです。

その土地は段差があるところでした。

段差があるときは、がけ条例を気にする必要があります。

がけ条例とは、土砂の段差が3mを超える時、その段差の2倍距離をおいて建てなくては

なりません。

距離をおけないときは、コンクリート擁壁をする必要があるのです。

距離や擁壁の価格の問題で建てられないことがあります。


一般的には、段差は土砂のものです。

しかし、今回のはとなりが駐車場で段差があるだけで

しかもとなりは新たに建物が建築されている。

その駐車場のコンクリートのヒビも問題なし。


建築確認の申請を担当している建築士は

「建てられると思います。」


若干の不安を感じていた私は

土地の売買契約書に「買主の希望の間取りの建物が建てられない場合は契約をなしとする」

という特約を記入しておきました。

万が一ということがあるためです。


そして、引き渡しの前に確認申請が通るか事前に確認を取ろう

ということになりました。


どちらにしても、契約しないと他に買われてしまっては意味がないので

土地の契約を行う事にしました。


そして土地の売買契約を済ませ、

さあ引き渡しを行おうとした3日前ぐらいに

検査機関から「建築申請は通らない」と連絡を受けました。

その駐車場の上に、土砂があり、コンクリートブロックであったためです。

土砂と言っても、数十センチ程度

土地の半分は建てられないものとなり、実質的には3階建を建てなくては

ならなくなります。

あぶないあぶない。


おそらく、普通に土地だけを買っていたら、アウトだったと思います。

ちゃんと事前に建築確認の相談をして良かったです。

そして、特約がなかったりしたら、契約を解除するのも大変だったと

思います。


戸建てを建てるときは、建物をある程度プランを建ててから

買う(引き渡し)という事がいかに重要であったかを教えてくれる出来事でした。


実は、先日いらっしゃったお客様も

「土地がない、土地がない」と

焦っておられました。


そして、不動産情報の土地情報が送られてきましたが、

こちらも段差が大きく、がけ条例には引っかからないところでしたが、

土地の造成に数百万円かかり、長細い土地でしたので

プランニングも難しい土地でした。


だから安かったんだと思います。


土地探しは、不動産会社がしてくれますが、

建築が分かる不動産会社はなかなかいません。


これが難しいところです。


しかしながら、弊社は不動産仲介業も行っているため

トラブルも事前に防げます。


分からないことがあれば、ぜひセイコーハウスまでご相談ください。

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